がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

メジャーデビュー/岩手の体育はロールモデルだ!

昨日は、午後から会議と研修会。

A Great and Useful book published by Iwate Taiiku Gakusyuukai, the study group of Iwate teachers.

その帰り、

本を探しに本屋さんに行くも、

前日までスマホアプリで「在庫あり」だったものがもはやなくなっていて、がっくり。

じゃあ、と

もう少しで発売になる予定の本が間違って並んでいないかと「教育・道徳」の棚に行ってみるも、

果たして、

影も形もなくて、またまた、がっくり。

(あああ)

と帰ろうとすると、このャbプが目にとびこんできました!

岩手体育学習会 が著者の

10分で運動能力を高める!体つくり運動ベスト100 (体育科授業サメ[トBOOKS)

という本で

明治図書から発行され、初版第1刷が今年(2019年)2月、そして、早くも5月に2刷りが出されています。

売れているのです。

そして、

全国展開をしている本屋さんの棚にャbプ付きで並んでいるうえに

Amazonでも売っています。

これは「メジャーデビュー」といって差しつかえないでしょう。

今日は、

アメリカ大リーグ・マリナーズ大谷翔平選手が

大リーグで日本人初のサイクルヒットを打ったというニュースでもちきりですが

体育の授業に役立つ本が

大手から出版され版を重ねているということも

岩手の大きな誇りです。

***

会の目的は

よい体育授業、子どもたちに確かな力がつく体育授業

だけれども

多くの先生にとって

体つくり運動の単元実施は、かなり難しい

だから

楽しく体つくり運動ができるような教材を作って

本にして提供する

いかがでしょう、

岩手県の小学校体育指導者をリードする方々、そして指導者の皆さんのレベルは、とても高いのです。

この前、

日本フェンシング協会太田雄貴会長の講演を聞いて

私は、こういうことに気づきました。

ロールモデルとは

モデルとなることをするだけではないのです。

その考え方、

行ってきた内容、

成功に至った理由、

失敗したものの記録と原因の分析…

このようなことを誰にでも公開することも必要だったのです。

(私のブログ記事に書いています。この下線部をタップしてお読みください)

ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、

岩手県の小学校は、この10年で3回も

国学校体育研究 最優秀校(文部科学大臣賞)を受賞しています。

・平成30年度(2018年度)西和賀町立湯田小学校

・平成29年度(2017年度)西和賀町立沢内小学校

・平成20年度(2008年度) 盛岡市立北厨川小学校

(詳しくは日本学校体育研究連合会→[Link])

やってきたことも素晴らしいのですが、

その成果を

メジャーデビューできるほどの内容を持つ書籍として公開している…

まさに、ロールモデルです。

***

著者紹介にはこうあります。

岩手体育学習会(いわてたいいくがくしゅうかい)

平成元年8月、盛岡体育学習会が発足しました。以来、毎月1回の体育学習会を継続しています。そこで学んだ先生方が、人事異動により岩手県内各地に広がり、それぞれの地で学習会を立ち上げ、現在では盛岡、八幡平、花巻、遠野、北上、西和賀、奥州、一関、宮古、二戸の10地区で学習会が行われています。

これらの学習会を総称して「岩手体育学習会」としています。

広い県土ですので、日々の活動は各体育学習会が独立して行っています。

ただし、毎年10月には「岩手体育学習会集会」を開催し、授業研究会及び実技講習会等を行っています。

今年度で9回目を迎える本集会は、「体育授業」が核になっています。

私たちが目指しているのは、よい体育授業、子どもたちに確かな力がつく体育授業です。

(強調は平藤)

そして「まえがき」にはこうありました。
「体つくり運動」は、小学校第1学年から高等学校第3学年まで、すべての学年で学習することになっている唯一の領域です。

それでは、学校体育現場では充実した楽しい「体つくり運動」が行われているのでしょうか。

どうもそうではないらしいのです。

様々な書籍や指導資料が出されていますが、そのほとんどが運動例を細切れに示してあり、45〜50分の授業を組み立てるのは、授業担当者に任されています。

中学校・高等学校の保健体育担当の教師にとってはそれは簡単なことかもしれませんが、体育を特別に研究していない一般の小学校教諭にとって、体つくり運動の単元実施は、かなり難しいことです。

料理に例えると、いい素材は提供されているのですが、子どもたちに美味しく食べてもらえるように、どういう味付けをしてどう調理してよいかわからない状況です。

そこで、本書では、ねらい別(指導事項・領域別)・学年別に運動を示し、子どもが興味・関心をもって10〜15分で楽しく体つくり運動ができるように、競争や偶然性・ゲーム性を入れて構成してみました。

言ってみれば、子どもたちが食べやすいように、完成された調理品としての教材提供です。

ただし、お好みによって塩・胡椒が必要なときには、学級の子どもたちの実態に合わせて修正しながら行ってほしいと思います。

(以下、略、強調は平藤)

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■岩手体育学習会のHPは

 この下線部をタップすると見られます。

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