がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

LITPUN CHENGSHIN/内にいても気づかないこと

昨日は、お誘いがあって、講演会に参加させていただいておりました。

講師は

講師・著作家拓殖大学客員教授

李 久惟(Li Jiu Wei,ジョー・リー)さん。

演題は

世界から見た日本〜台湾に貢献した東北の偉人たち〜

キーパーソンは

後藤新平新渡戸稲造、伊能嘉矩

キーワードは

日本精神(LITPUN CHENGSHIN)

李さんは

いろいろなお考えの方が台湾にもいらっしゃるが…と前置きしたうえで

キーパーソンの3名をはじめとする日本の先人たちが

『利他の心と、「世のため・人のため」という志』をもって行った数々の行いが

台湾の

�@農水(食べ物と水)�A近代化の基礎インフラ、産業 �B教育(技術と精神)を大きく変え、

そのことを語り継ぐ家庭や地域での教育によって、

世代を超えての日本に対する感謝の心が生まれ、

その恩返し行動が、2011年の東日本大震災時において日本に対する200億円という寄付を実現させ、

これからも

「わが子のように」接する心や利他の精神を、これからもずっと続けてゆくという、台湾人が日本に対してできる恩返し行うであろう…

とおっしゃっていたと、私は聞きました。

先人と台湾の方々に、私たちも感謝しなければなりません。

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さて、

後藤新平新渡戸稲造の両氏については

なんとなく知っているのですが、

岩手県遠野市で生まれ

台湾を日本が統治していた時代に台湾各地を踏査した人類学者の

伊能嘉矩(いのう かのり)氏については、

恥ずかしながら、初耳だったのです。

ちょうど今、国立台湾歴史博物館では

伊能嘉矩の特別展「重返・田野:伊能嘉矩与台湾特展」が行われていますし

去年は、岩手県遠野市遠野市立博物館では

特別展『伊能嘉矩と台湾研究』が行われたほどのご功績をお持ちの方です。

岩手県民でありながら、名前も知らない先人が、

私には、まだまだたくさんいて、

外国の方や県外の方に教えられて気づくことが、山ほどあるのでしょう。

ぼ〜っと生きていては、いけません。

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内側にいると気がつかないことが、たくさんあるような気がします。

最近のスポーツ界を見ていると、特にそう感じてしまいます。

関係の薄い分野の方のお話を聞いたり、

外側からの立場でものごとを確認する必要があるのですね。