がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

タレント発掘ルート

チリ地震による三陸沿岸の「大津波警報」がやっと「津波警報」にはなりましたが、解除までは至っていません。

津波による、人的な被害はまだ報じられていませんが、沿岸の多くの人たちはいまだに「避難所」にいるようです。

お見舞い申し上げます。

避難所はきっと寒いのだろうなぁ…と思います。学校の体育館の暖房は、防災の観点からやっぱり必要です。

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今日は県ラグビー協会の会議がありました。

沿岸から参加される予定の方々は、津波の関係で、それどころではなく欠席です。被害のないことをお祈りしています。

さて、

会議で報告を済ませましたので、

昨日、スーパーキッズと親御さんにお話した内容を簡単にお知らせします。

『岩手からラグビーの日本代表になる道はこれだ!』

 ▼ラグビー日本代表になる道は二つある

  �@ラグビールート

    ラグビーの上手な人が、様々な試合をとおして選抜される

  �Aタレント発掘ルート

    ラグビーが上手になるはずの、高い能力を持っている人が、

    身体能力を試すテストなどを経て選抜される

 ▼どちらのルートからアプローチしてもスキルアップをし続けることが必須です

   岩手県ラグビーフットボール協会では、「タレント発掘ルート」から日本代表を目指す人、

   つまりのラグビースキルアップの場を持たない人のために、

   学校での活動が難しい場合でも、性別・年齢・ラグビー技能に関わらず

   地域の「ラグビークラブ」に受け入れる準備を着々と進めています。

 ▼2016年のリオデジャネイロ大会から7人制の男女ラグビーがオリンピックに入る

   あと6年もある。

   釜石シーウェイブス桜庭吉彦さんは、

   なんと、高校2年生からラグビーを始めて3年目で日本代表になり、

   その後、国同士の代表戦に43回も出場している。今からでも遅くない。

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昨日、「日本代表への道」のプレゼンテーションをした競技団体が配布した資料を、すべて入手することができました。

内容を検討してみましたが、

どの競技団体にも「タレント発掘ルート」を示したものはなく、実績を積んでの選抜ルートの説明しかありませんでした。

たぶん、他の競技団体は、

日本協会が「タレント発掘ルート」を持ち合わせていないので、県レベルで「新しいルート」を示すことはできないのだと思います。

私たち、ラグビーの「しつらえ」も、日本ラグビーフットボール協会が「タレント発掘ルート」に門戸を開いたので実現の可能性が出てきたわけです。

ありがたいことです。

いずれにせよ、

岩手初のタレント発掘事業である「いわてスーパーキッズ発掘・育成事業」は、岩手のスポーツを考える大きな刺激になり、岩手のスポーツ環境を変える力を持っていることは事実のようです。

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スキー国体も終わりましたね。

◆終わったね。

去年のスキー国体と比べると、少し順位を落としましたね。

◆落としたね。

◇あれれれれ、

 今年は公開競技の「バイアスロン」は行われていませんね。去年は行われているのに。

◆会場地の意向や事情で、行われたり行われなかったりしているようです。

ラグビーはオリンピックへの種目導入や、ワールドカップの日本開催で

 選手発掘の「新たなアプローチ」を模索しているんですよね。

◆う、うん。

◇行われたり、行われなかったりするバイアスロン

 そういう意味での普及や強化のきっかけを失っていませんか?

◆そのとおりかもしれないね。

 それもそうだけれども、来年のスキー国体がどうなるかの方が心配…

◇そうですね。まだ決まっていないんでしたね。出来なくなったら大変です。

 これもやっぱり「模索」が必要でしょうか…

◆君も、さっきから、失礼なことを言う人だね!?

◇えっ!?

ラグビーがモサクサしているとか、スキー国体もモサクサしているとか…

◇なに聞いているんですか!?

 「モサクサ」じゃなくて「模索」です!

◆あ、「サ」が一つ多かったか、さささ!

(注:盛岡の人は間違いをしでかした時に、笑って頭を掻きながら「さささ」と言います)