◾️6月9日の日曜日は
第23回全国障害者スポーツ大会のバレーボール(知的障がいの部)の、北海道・東北ブロック予選会が、岩手県盛岡市の岩手県営体育館で行われました。
ブロックに与えられた出場権は、男女、それぞれ1つずつ。
全国大会出場は、そう簡単ではありません。
結果は、岩手チームが、男女とも優勝し、佐賀県で行われる大会への出場権を獲得しました。
おめでとうございます!
さて、
試合前のチーム代表者会議でのことです。
参加チームから、質問がありました。
ホールディングやドリブルなどの反則を、厳格に判定するのか…ということです。
審判長は、こう答えました。
・今やっている練習を審判団で見てきたが、中には、上手にプレーできていない選手もいた。
・審判団としては、バレーボールをさせてあげたいという気持ちで一致している。つまり、ラリーを続けさせてあげたいということである。
・したがって、特に、女子選手の場合は、ホールディングやドリブルを厳格には適用しない。
・とにかくラリーを続けて、バレーボールを楽しんでほしいと考える。
どなたからも、異議は出ませんでした。
◾️今日、6月12日は
いわて生活協同組合通常総代会にでました。
いわて生協さまは、一般社団法人岩手県障がい者スポーツ協会と認定NPOスペシャルオリンピックス日本・岩手の両団体のサポーターとして、岩手県の障がいのある方のスポーツ振興を支援してくださっています。
その関係での出席でした。
理事長の挨拶の中に、こんな言葉がありました。
・これまで、各地区の総代は、この総代会に出席できることを優先に、選ばれてきた。
・それでは、子育て中の方や仕事を持っている方は、総代になることが難しく、大きな課題だと思っていた。
・しかし、感染症拡大下で、書面による意思表示が出来ることを経験した。
・今、そのシステムも残して、総代会を行なっている。
・このことにより、さまざまな属性を持つ組合員が総代となり意見を述べることが出来るようになった、
・新たな一歩である。
しびれました。
***
障がいのあるバレーボールプレーヤーに、どんなことをしてほしいのかを考えてくださっている大会運営者。
総代には、どんな人になってほしいのかを考えている組織代表者。
素晴らしい方々が、岩手に、はたくさんいます。
だれのため、なんのため…ルーチンワークになってしまって、忘れがちなことですが、
忘れていない方々が、ちゃんといる。
見習わねば。