がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

事業で返す/秋田県のシンポジウムで

5月21日に
公益財団法人秋田県スポーツ協会「創立100周年記念事業」に参加してきました。
まず、
その時のfacebook記事の丸写しから(写真は少し変えています)

***丸写し、始め***

秋田県スポーツ協会100周年 おめでとうございます!
会場は「ミルハス」
きっと「見る蓮」が由来だろうとウキウキしてきましたが、まだ早い。
ということで、堀端のハスの花をご覧下さい♪

(注:下の写真は「みるはすからみるはすがみえるはずのお堀(ミルハスから見るハスが見えるはずのお堀)」)

***丸写し、終わり***

調べると「ミルハス」の由来は

◆フランス語で『千』を意味するmille(ミル)と、千秋公園の蓮(ハス)の組み合わせたもの
◆「千」には、千秋公園の命名の由来にもなっている「長久」の意味があり、そして、公園内の池で千古(大昔の意)の蓮である「大賀ハス」が保存栽培されていることを重ね、「永遠(過去~未来)」をイメージ

とありました。→あきた芸術劇場の愛称が決定しました! | 美の国あきたネット

私の「見る蓮」を軽く吹き飛ばしてしまうような、深い意味のあるネーミングだったのです。
大変な失礼を、お詫びします。

***

さて、本題。

記念事業には「シンポジウム」がありました。
(詳細は、ここをタップして、チラシをどうぞ。)
私のメモを、無くさないように、ここに載せておきます。

■事業で返す

パネリストの一人に、
NPO法人ブラウブリッツ秋田スポーツネットワーク理事長の
岩瀬浩介さんがいました。
サッカーJ2・ブラウブリッツ秋田を運営する株式会社ブラウブリッツ秋田の、代表取締役社長でもあります。

岩瀬さんから、こういう発言がありました(と、私は聞きました)。
「私たちは、地域課題を、事業で返そうとしている」
聞いた瞬間に、こう思ったのです。

そういえば、
私を含めて、私の周りでは、
地域課題の解決のために、データや話やテキストを用いた「啓蒙」で何とかしようとしている人は、たくさん、いるけれど、
具体的に事業を動かして、解決しようとしている人は、数少ない。

100の講習会やセミナーよりも、1つの事業…なのではないか。
なぜ、私は、それをしないのか…。

■NPOとプロチーム

シンポジウムのコーディネーターは
筑波大学体育学系准教授・スマートウエルネスシティ研究開発センター副センター長の
髙橋義雄さん。

髙橋さんから岩瀬さんに、こういう問いかけがありました。
NPOの事業だけではなく、プロスポーツチームとしては、地域スポーツのためにどういうことをしているのか」

ああそうだ、

岩手では、プロスポーツチームのそのスポーツ活動に支援はしているけれども、
プロチームから派生する法人を支援していない、いや、そもそも設立の支援をしていないのだ。
同様に、
県内のさまざまな競技団体に対して、選手強化の経費を支援しているが、
競技団体が行う地域スポーツ活動を誘導したり支援したりしていないし、
競技団体から派生するスポーツ振興団体の育成にも支援にも手が回っていない(今は、総合型地域スポーツクラブの機能を有しないと支援できないようです)のだ…

今ある、ものやことを、大きくしてゆくことは評価するが、
困っていることを、新たな形で解決しようということには、冷たい私たちなのだ。

と気づいたのです。

■気づいたけれど

気づいたのですが、また、テキストでお茶を濁している私がここにおります。
事業で返さねば。

***

【参考】
プロサッカーチームから派生し、
サッカースクールはもちろん、運動神経向上スクール、バレーボーススクールなどを展開している、
NPO法人ブラウブリッツ秋田スポーツネットワーク
のサイト↓