スポーツ庁と文化庁から
「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」が出されました。
スポーツ庁のサイトに、経緯がこう書いてあります。[→ LINK ]
◆平成30年(注:2018年)に策定した
◆「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」と「文化部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」を
◆統合したうえ全面的に改定し
◆新たに「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」を策定
なんと、4年振りのガイドライン改定ですが、
マスコミでは、
「国は来年度から3年間でおおむね地域移行を達成するという計画を見直し、地域の実情に応じて、可能なかぎり早期の実現を目指すとして、達成時期の目標を修正」(NHK→ LINK )などと、移行日程の変更が報じられています。
そのようなこともあって
たぶん、ほとんどの人は、
『「地域移行」が先送りになったガイドラインがでた』という認識しかお持ちにならないでしょう。
でも、実は、すごい改定なのです。
4年かかって「目次」が、つまり、内容がこんなに追加されています。
左側が2018年の 運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン(平成30年3月):スポーツ庁 をもとに、
右側は2022年の 学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン(令和4年12月):スポーツ庁 をもとに、私がつくったものですが、
こんなに変わっています。
読まないわけにはゆきませんね。
さあ、
年末年始を利用して、アップデートしましょう。
***
私は
…学校部活動の地域移行は「地域の子供たちは、学校を含めた地域で育てる。」という意識の下で…という文にぶち当たって、打ちのめされています。
今の「地域移行」の捉え方は
「地域の子供たちは、学校から離して地域で育てる」という風潮、
つまり
学校に地域を受け入れる(部活動の機能的解放)ではなく
地域に移動し任せてしまう(部活動の物理的移動)という捉え方のように、
何の根拠もありませんが、個人的に、感じていて、
危機感を持っています。
いずれ、読んでアップデートしなければなりません。
ではまた。