がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

いわて県民計画第2期アクションプランでスポーツはどう変わろうとしているのか②超人スポーツ

昨日から始めた
「いわて県民計画第2期アクションプランでスポーツはどう変わろうとしているのか」シリーズ第2弾

昨日は

■アクションプランが23年度から新しくなること
■アクションプランは4つのプランからなっていること
■そのうちの政策推進プランに着目してスポーツを考えること
■政策推進プランは、10の政策分野からなっていて、スポーツに関する内容は3つの分野にあること

を示し、まず「1 健康・余暇」分野で「超人スポーツ」がなくなっていることをお知らせし、そこで、私は力尽きています。

今日、また元気になったので、続けます。

昨日の振り返り

***昨日の関係部分の丸写し、からスタート***

Ⅰ 健康・余暇 分野

健康・余暇分野には5つの政策項目があります。
そのうちの4番目の項目に
幅広い分野の文化芸術に親しみ、生涯を通じてスポーツを楽しむ機会を広げます」という項目があります。

第1期アクションプラン(以下「現行」)と第2期アクションプラン(素案)(以下「素案」)を比べると、
現行には3つあるスポーツに関する「具体的推進方策」が
素案では、2つに減っています。
具体的には、
岩手発の「超人スポーツ」の創出等によるスポーツ参加機会の拡大がなくなっています。

***昨日の関係部分の丸写し、終わり***

「現状と課題」から

さて、
なぜ「超人スポーツ」が消えたのか…を考えるために、
現行と素案、それぞれの【現状と課題】の関係部分の書きぶりを見てみましょう。

現行 ここ のp25-27)

◆基本方向
 県民が心身ともに健康的に暮らせるよう、身近な地域でスポーツ活動ができる総合型地域スポーツクラブの活性化などを通じて、若年期から高齢期までのライフステージに応じたスポーツを楽しむ機会の充実を図ります。
 また、障がい者スポーツの一層の推進を図るため、障がいのある人もない人も共に楽しむスポーツ大会や教室の開催などを通じて、障がい者のスポーツへの参加機会の充実や障がい者スポーツの理解促進に取り組みます。
 さらに、年齢や身体能力、障がいの有無等に関わらず、県民一人ひとりがスポーツに取り組む新しい地域社会を創造するため、岩手発の「超人スポーツ」の創出等により、スポーツへの参加機会を広げます。
◆現状と課題
・最先端のテクノロジーを用いて競い合う「超人スポーツ」をはじめ、従来のスポーツの枠を超えた様々な競技が展開されています。

素案 ここ のp33-35)

◆基本方向
 県民が心身ともに健康的に暮らせるよう、身近な地域でスポーツ活動ができる総合型地域スポーツクラブの活性化や運動部活動の地域移行の促進に向けた取組など、若年期から高齢期までのライフステージに応じたスポーツを楽しむ機会の充実を図ります。
 また、障がい者スポーツの一層の推進を図るため、引き続き障がい者スポーツ大会や教室の開催などの取組を進めるとともに、インクルーシブスポーツを楽しむ場の創出等により、障がいの有無や年齢、身体能力に関わらず、県民一人ひとりがスポーツに取り組む環境を整備します。
◆現状と課題
・「超人スポーツ」を創出するとともに、その普及を図ってきたところですが、今後は、超人スポーツやインクルーシブスポーツ等、多様なスポーツへの参加機会を広げていくことが必要です。

ポジティブな削除

「現状と課題」を読めば、
超人スポーツは普及してきたから、
超人スポーツだけではなく、インクルーシブスポーツなどの推進に力を入れて、
スポーツの参加機会を広げてゆく…と読めます。

はあ、安心した。

【参考:現行・素案の脚注より】

超人スポーツ
人間の身体能力を補い拡張する人間拡張工学に基づき、
人の身体能力を超える力を身に付け「人を超える」、あるいは、
年齢や障がいなどの身体差により生じる「人と人のバリアを超える」テクノロジーを自在に乗りこなし、競い合う「人機一体」の新たなスポーツ。

インクルーシブスポーツ
東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会の開催により関心が高まっている共生社会型スポーツ。
障がいのある人もない人も、性別・年齢・国籍等に関わらず、互いが人格と個性を尊重し合い、多様な在り方を認め合いながら、
共に楽しみ、交流を図るスポーツ。

今日はここまで。
でも、
なんだか、こんなことしてても、なんの役にも立たないように気がしてきた。
打ち切るかもしれない。
その時は、その時で、おゆるしください。