こういう見出しのニュースが流れていました。
『競泳・全国中学が異例の短水路開催 アッププール&リレーも無し…現役トップ選手も反応「何かできることは」』
内容をつまむと
■8月に宮城県で開催予定の「全国中学校水泳競技大会」史上初めて25mの短水路プールで行われる
■3月に発生した福島県沖地震により、開催予定プールの天井が崩落し、大会までに改修が間に合わない
■短水路のサブプールが使えるので、そこで実施する
■その影響で、リレー競技は実施しない
■地区ブロックや他県での代替開催を探ったが、条件面で折り合いがつかず、一時は中止やむなしの状況になっていた(スポーツ報知 2022-6-26 → LINK )
思い出したのです。東日本大震災津波が発生した2011年を。
その年は
北東北でインターハイ(全国高校総合体育大会)が行われる年で、岩手県でも10競技が予定されていました。
予定どおりに行うことがとても難しい競技が、2競技、出てきました。
その時に、
秋田県の由利本荘市と、岩手県の八幡平市が、代わりに競技会を開催してくださったのです。(注:雫石町もやると言ってくださいましたが、競技運営の諸条件で八幡平市になりました)
そのおかげで、
高校生たちは、予定どおりのカタチで、それまでの練習の成果を発揮して、競い合うことができました。
その時の気持ちを
「ご恩は一生忘れない」というブログに書いています。
そのブログの中で二つ考えました。
・一つは、八幡平市と雫石町は「何をたすけようとしたのか」ということ
・二つ目は、なんで、その「二つの市町からしか申し出がなかったのか」ということ
きっと、
皆さん、すっかり忘れてしまっているだろうから、思い出してほしくって、私が皆さんにお伝えするのです。
あの時は、
本当に悲しくて、本当にうれしかったのです。
八幡平市と雫石町、秋田県由利本荘市は、
何をたすけてくださったのか、先ほどの私の記事をお読みいただき、思い出してくださいね。
鈍感になることは、風化している証拠です。
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■滋賀からヨットを車で持ってきた方もいらっしゃった→ link
■八幡平市のレスリング会場は、まるで宮古市だった→ link
■スタンダード編集部の旧ブログには「奇跡の日」というヨット競技の記事があります。
…レースから戻って来た福岡第一のヨットには、「ありがとう東北」と書かれた旗が掲げられていました…
(あ、その時の私の気持ちは「宮古のサンマ」→ LINK )