がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

BULLZOせんべい は 長野製!

バスケットボールB3岩手ビッグブルズは、先週の日曜日・12/11日に3点差で、東京ユナイテッドに10連勝を阻止されました。
ごひいきの#25ムッサ・ダマが、ダンクシュートを3本も失敗したからだと、私は思っていて(これではいかん!)と、土曜日12/17のホームゲームにも、ムッサ・ダマの激励に出かけていったのです。

私の応援が効を奏して、3点差で横浜エクセレンスをくだし、連敗を免れました。
現在、18勝4敗のリーグ3位。好調です。

さて、
12月17日のことです。
気合を入れて、1階自由席のチケットを手に入れての応援です。
岩手ビッグブルズは、ホームゲーム2階自由席は「65歳以上無料」なのですが、ここ一番のゲームは1階で応援したいのです。

ファンクラブ先行入場の時間まで少し並んだ甲斐があって、
自由席の一番前の列に、妻と並んで座れました。
左どなりには、お母さんと息子さんが並んで座っていました。
様子を見ていると、
左どなりの親子のお父さんと娘さんは、私たちの右斜め後ろの2列目の席に座っています。
4人家族で来ているようです。

しばらくすると、
ビッグビルズのマスコットのBULLZO(ブルゾー)が会場内をウロウロし始めました。
左どなりのお母さんとお子さんが、かわりばんこにブルゾーと写真を撮っています。
妻が、寄って行って、
ブルゾーとお母さんと息子さんの三人の写真を撮ってあげました。気が利きます。

席に戻ってくると、
お母さんがリュックからお煎餅を一枚出して(お礼に)と妻にくれました。
BULLZOせんべいです。
こんなせんべい、見たことがありません。

袋の裏には製造元が「長野県須坂市 須坂煎餅堂」とあります。
調べると「お絵描き煎餅」という商品があって、たぶん、そのオリジナル注文の煎餅でしょう。(須坂煎餅堂→ link

聞けば、
長野から来たご家族とのこと、
2019年に信州ブレイブウォリアーズでプレーしていた、青木龍史選手のファンであること。
青木選手は2020年に岩手ビッグブルズに移り、その時から岩手を応援していること。
(たしかに、数シーズン前の岩手のユニフォーム<#13 AOKI>を親子そろって着ていました)
今シーズンは、京都ハンナリーズでプレーしていて、京都にも応援に行ったが、盛岡も懐かしくて応援に来たこと…などなどなどなど、たくさんのお話をしてくださいました。

こういうことなんだな「スポーツを通じた交流人口の拡大」って…としみじみと感じたのです。
きっと、
私たちが気づいていない良さが、岩手ビッグブルズにはあるのです。
きっと、
私たちが気づいていない引力が、岩手県盛岡市や盛岡タカヤアリーナにはあるのです。

そして、
このご家族は「感じる力」「気づく力」が高い方々でしょう。

そうでなければ、
ごひいき選手がいなくなったチームのゲームを見に、信州からくるはずはありませんし、お煎餅を作るはずもありません。

スポーツそのものも大事ですが、
チームや街、そして地元の人の魅力を高めてゆくことも、同様に大切なことなんだなぁ…としみじみと感じたのでした。

さあ、皆さんも、ホームゲームに足を運んでみてください。
純粋に、ゲームが楽しいうえ、
新しい、地元の魅力を見つけられるかもしれないし、
新たに、直すべき欠点も見つかるかもしれない。

あ、
12月25日はラグビーリーグワン
 釜石シーウェイブス vs 三重ホンダヒート が
  釜石鵜住居復興スタジアム
バスケットボールの次のホームゲームは
 1月14・15日 盛岡タカヤアリーナで
  岩手ビッグブルズ vs トライフープ岡山
がありますよ!  

いわて県民計画第2期アクションプランでスポーツはどう変わろうとしているのか④運動部活動 その1

「いわて県民計画第2期アクションプランでスポーツはどう変わろうとしているのか」シリーズ第4弾

シリーズの考え方

■いわて県民計画アクションプランが23年度から新しくなること
■その「素案」が公表され、意見募集が行われていること
■意見募集の参考として、現行の第1期アクションプランと第2期アクションプランの変化を明らかにしようとするもの

いわて県民計画第2期アクションプランの基礎知識

■アクションプラン期間は
 第1期が、2019年度から2022年度まで
  (この下線部タップで1期全文)
 第2期が、2023年度から2026年度まで
  (この下線部タップで2期全文)
 なお、県民計画全体は2028年度まで
■アクションプランは4つのプランからなっていること
■そのうちの政策推進プランに着目してスポーツを考えること
■政策推進プランは、10の政策分野からなっていて、スポーツに関する内容は3つの分野にあること

これまでの記事

①11/17up◇はじめに(全体像など) [→ LINK ]
②11/18up◇消えた「超人スポーツ」の文字  [→ LINK ]
③11/25up◇指標から消えた「国体・ジャパンパラ」[→ LINK ]

***

そして、今日は

運動部活動

運動部活動の位置づけ

運動部活動は10の政策分野のうち
 「Ⅲ 教育」の
 「13 【体育】児童生徒の健やかな体を育みます」
として掲げられ、その中に
 「② 適切な部活動体制の推進」として
  位置づけられています。

どう変わるだろうか

運動部活動に関する考え方がどう変わるのかを知るために、
現行(第1期アクションプラン)と素案(第2期アクションプラン)の
「県が取り組む具体的な推進方策(工程表)」の
文章表現と指標を対比してみました。次の図です。

あ、ちっちゃくて見えないですね。
変わったところを書きます。

その1
現行の❶にある
「生徒が生涯にわたりスポーツ・文化芸術に親しむことができるよう」
という文章が、素案にはありません

その2
現行の❷にある
「生徒の人格を傷付ける言動等」が、素案では「ハラスメント」に替わりました

その3
現行の❷にある
「加重な練習」の前に、素案には「心身に」という言葉が付け加えられました

その4
現行の❷は、素案では❹と❷の2項目に分割されました
そして、
現行❷にある
「連携推進会議」が、素案では削除されましたが
あらたに
「中学校部活動の段階的地域移行」を挿入し
そのための連携先として
「市町村の教育委員会や総合型地域スポーツクラブ等の地域団体」が示されています。

その5
現行❹のスポーツ特別強化指定校については
「優秀指導者を長期的に配置し」という具体が
素案では
「制度の推進」という全体的な書きぶりにかわりました。

その6
数値目標はどちらも
「部活動の活動方針について、学校、保護者、外部指導者等が、共通理解を図る部活動連絡会を開催している学校の割合」で
変化はありません。

***

疲れたので、今日はここまで。
続きは後日。では、ごきげんよう。

 

いわて県民計画第2期アクションプランでスポーツはどう変わろうとしているのか③国民体育大会・ジャパンパラ競技大会

「いわて県民計画第2期アクションプランでスポーツはどう変わろうとしているのか」シリーズ第3弾

前回11月18日にアップした記事では

■アクションプランが23年度から新しくなること
■アクションプランは4つのプランからなっていること
■そのうちの政策推進プランに着目してスポーツを考えること
■政策推進プランは、10の政策分野からなっていて、スポーツに関する内容は3つの分野にあること

をおさらいしながら、
「1 健康・余暇」分野で「超人スポーツ」がなくなっていることについて、考えを述べました。→ この記事です 

指標の変化を見る

さて今日は、
10の政策分野のうち
「Ⅲ 教育」の
「19 文化芸術・スポーツを担う人材を育てます」に載っている
具体的推進方策指標」から
 ③アスリートの競技力向上 と
 ④障がい者アスリートの競技力向上 の
指標の変化について考えてみることにします。

③④のどちらにも指標は二つあって、
そのなかみが
現行の「第1期アクションプラン」(以下、現行)と
これから作ろうとしている「第2期アクションプラン(素案)」(以下、素案)では、どう違うのか、違わないのかを比べてみると、こうなりました。

現行は、この下線部をタップすると開く資料の 104ページにありますし、素案は、この下線部タップの 120ページにありますので、ご確認いただきたいのですが、

③も④も、それぞれ二つの指標のうち
継続される指標が一つ、変更になる指標が一つあります。
変わるものが大好きな、変わりものの私ですので、変わる指標について考えてみましょう。

共通点があります。

単一の競技会での成績や出場数を指標としていたものから、
評価の対象となる「大会」を拡大した…ということです。
具体的には
③は「国民体育大会」の総合成績から「全国大会」での成績へ、
④は「ジャパンパラ競技大会」出場数から「全国大会」への出場数へ、
つまり
一つの大会にこだわることをやめるという共通点があります。

変化のねらいは何か

これは何が狙いだろうかと、考えてみましたし、この件が報告された(素案の概要や策定スケージュール、そして、現在、素案のパブリックコメントが募集されているということなど。議題ではなく、報告として)会議で質問してみたりして、わかったような気がしています。

どうやら
評価の範囲を拡大するということのようです。

国民体育大会の正式競技は、夏冬合わせて、40競技しかありません。
この40競技の成績で、総合成績が決まっています。
岩渕麗楽さんがワールドカップで優勝している、スノーボードは入っていません。
武術太極拳、パワーリフティング、ゲートボールも上位成績を残しますが、公開競技で総合成績には反映されません。

また、
今年、全国大会で優勝した「岩手アスリート」は、私の調べでは、32競技にわたりますが、
国体の総合成績に関係のない競技が、
一輪車、オートバイ、カーリング、ゲートボール、ジェットスキー、ダンススポーツ、パワーリフティング、武術太極拳、フライングディスク、ペタンク、野球の11競技もあるのです。
指標は、がんばっている競技の2/3しか反映できない…といえるでしょう。

hirafujijun.hateblo.jp

また、
ジャパンパラ競技大会は、
陸上競技、水泳、ゴールボール、車いすラグビー、ボッチャ、アルペンスキーの
6競技大会で構成されていますので、さらに指標の対象となっている競技が少ないことがわかります。

評価の範囲を広くして、
どんな競技でも、
がんばったアスリートを、アスリートを育てた人や組織を評価しようという考えに違いありません。

すてきな変化だと思います。

変化に対応するために

でも、
すてきだ…と言っていればいいというものではありません。
指標が変わったということは、
考え方を変え、目標を変え、事業の進め方を変えなければならないのです。

とはいえ、
継続される指標もあり、これまでのしくみでの事業展開も求められます。
おんぼろな国体成績であってよいということでは、決してありません。

考えることがたくさん、やるべきことも山ほど、そのためには何をやめるかも考えねば…

がんばりますよ、がんばりましょうね!

おまけ

あと2回続く予定です。
「運動部活動」と「プラットフォーム」。
気長に、お待ちください。
でも、
パブコメ終了前にはアップして、皆さまが岩手のスポーツを考えるヒントにしてもらおうと思っています。

いわて県民計画第2期アクションプランでスポーツはどう変わろうとしているのか②超人スポーツ

昨日から始めた
「いわて県民計画第2期アクションプランでスポーツはどう変わろうとしているのか」シリーズ第2弾

昨日は

■アクションプランが23年度から新しくなること
■アクションプランは4つのプランからなっていること
■そのうちの政策推進プランに着目してスポーツを考えること
■政策推進プランは、10の政策分野からなっていて、スポーツに関する内容は3つの分野にあること

を示し、まず「1 健康・余暇」分野で「超人スポーツ」がなくなっていることをお知らせし、そこで、私は力尽きています。

今日、また元気になったので、続けます。

昨日の振り返り

***昨日の関係部分の丸写し、からスタート***

Ⅰ 健康・余暇 分野

健康・余暇分野には5つの政策項目があります。
そのうちの4番目の項目に
幅広い分野の文化芸術に親しみ、生涯を通じてスポーツを楽しむ機会を広げます」という項目があります。

第1期アクションプラン(以下「現行」)と第2期アクションプラン(素案)(以下「素案」)を比べると、
現行には3つあるスポーツに関する「具体的推進方策」が
素案では、2つに減っています。
具体的には、
岩手発の「超人スポーツ」の創出等によるスポーツ参加機会の拡大がなくなっています。

***昨日の関係部分の丸写し、終わり***

「現状と課題」から

さて、
なぜ「超人スポーツ」が消えたのか…を考えるために、
現行と素案、それぞれの【現状と課題】の関係部分の書きぶりを見てみましょう。

現行 ここ のp25-27)

◆基本方向
 県民が心身ともに健康的に暮らせるよう、身近な地域でスポーツ活動ができる総合型地域スポーツクラブの活性化などを通じて、若年期から高齢期までのライフステージに応じたスポーツを楽しむ機会の充実を図ります。
 また、障がい者スポーツの一層の推進を図るため、障がいのある人もない人も共に楽しむスポーツ大会や教室の開催などを通じて、障がい者のスポーツへの参加機会の充実や障がい者スポーツの理解促進に取り組みます。
 さらに、年齢や身体能力、障がいの有無等に関わらず、県民一人ひとりがスポーツに取り組む新しい地域社会を創造するため、岩手発の「超人スポーツ」の創出等により、スポーツへの参加機会を広げます。
◆現状と課題
・最先端のテクノロジーを用いて競い合う「超人スポーツ」をはじめ、従来のスポーツの枠を超えた様々な競技が展開されています。

素案 ここ のp33-35)

◆基本方向
 県民が心身ともに健康的に暮らせるよう、身近な地域でスポーツ活動ができる総合型地域スポーツクラブの活性化や運動部活動の地域移行の促進に向けた取組など、若年期から高齢期までのライフステージに応じたスポーツを楽しむ機会の充実を図ります。
 また、障がい者スポーツの一層の推進を図るため、引き続き障がい者スポーツ大会や教室の開催などの取組を進めるとともに、インクルーシブスポーツを楽しむ場の創出等により、障がいの有無や年齢、身体能力に関わらず、県民一人ひとりがスポーツに取り組む環境を整備します。
◆現状と課題
・「超人スポーツ」を創出するとともに、その普及を図ってきたところですが、今後は、超人スポーツやインクルーシブスポーツ等、多様なスポーツへの参加機会を広げていくことが必要です。

ポジティブな削除

「現状と課題」を読めば、
超人スポーツは普及してきたから、
超人スポーツだけではなく、インクルーシブスポーツなどの推進に力を入れて、
スポーツの参加機会を広げてゆく…と読めます。

はあ、安心した。

【参考:現行・素案の脚注より】

超人スポーツ
人間の身体能力を補い拡張する人間拡張工学に基づき、
人の身体能力を超える力を身に付け「人を超える」、あるいは、
年齢や障がいなどの身体差により生じる「人と人のバリアを超える」テクノロジーを自在に乗りこなし、競い合う「人機一体」の新たなスポーツ。

インクルーシブスポーツ
東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会の開催により関心が高まっている共生社会型スポーツ。
障がいのある人もない人も、性別・年齢・国籍等に関わらず、互いが人格と個性を尊重し合い、多様な在り方を認め合いながら、
共に楽しみ、交流を図るスポーツ。

今日はここまで。
でも、
なんだか、こんなことしてても、なんの役にも立たないように気がしてきた。
打ち切るかもしれない。
その時は、その時で、おゆるしください。

いわて県民計画第2期アクションプランでスポーツはどう変わろうとしているのか①

岩手県は「いわて県民計画(2019年度~2028年度)」の第2期アクションプラン(2023年度~2026年度)の策定のため、今、意見募集を行っています。

でも、意見募集といわれても、なにが、どのように、なぜ変わるのかがわからないと、意見も述べられません。

ということで、アクションプランを構成する4つのプランのうち「政策推進プラン」の、スポーツに関わすと思われる分野を勝手に調べてみました。
【4つのプラン】
❶復興推進プラン ❷政策推進プラン ❸地域振興プラン(4圏域) ❹行政経営プラン

全体は「10の政策分野」から

計画の「政策推進の基本方針」は「10の政策分野」に分かれています。
【10の政策分野】
Ⅰ 健康・余暇 Ⅱ 家族・子育て Ⅲ 教育 Ⅳ 居住環境・コミュニティ Ⅴ 安全 
Ⅵ 仕事・収入 Ⅶ 歴史・文化 Ⅷ 自然環境 Ⅸ 社会基盤 Ⅹ 参画

そしてそのうち、
Ⅰ 健康・余暇 Ⅲ 教育 Ⅳ 居住環境・コミュニティ の3分野に「スポーツ」に関する内容があります。

ここでは、
その3分野について、
現行の「第1期アクションプラン(2019年度~2022年度)」と
素案として公表されている「第2期アクションプラン(2023年度~2026年度)(素案)」のちがいを比べてみようとするものです。

なお、
「第1期アクションプラン(2019年度~2022年度)」は
  →この下線部をタップしたページ
  (プランのみは→ ここ 
「第2期アクションプラン(2023年度~2026年度)(素案)」は
  → このページ 
  (プランのみは→ ここ 
ありますので、
ご一読を。

Ⅰ 健康・余暇 分野

健康・余暇分野には5つの政策項目があります。
そのうちの4番目の項目に
幅広い分野の文化芸術に親しみ、生涯を通じてスポーツを楽しむ機会を広げます」という項目があります。

第1期アクションプラン(以下「現行」)と第2期アクションプラン(素案)(以下「素案」)を比べると、
現行には3つあるスポーツに関する「具体的推進方策」が
素案では、2つに減っています。
具体的には、
岩手発の「超人スポーツ」の創出等によるスポーツ参加機会の拡大がなくなっています。

続く…。

今日は疲れたから、ここまでにします。
では、
おやすみなさい。
また、あとで。

スポーツからも発言しよう/いわて県民計画第2期アクションプラン地域説明会

***11月11日のfacebook記事の丸写しです***

岩手県は「いわて県民計画(2019~2028)」の“第2期アクションプラン(2023~2026年の4年間)”を作るための地域説明会を行います。
だって、スポーツなんて…
とお思いの方も多いと思いますが、
10の政策分野のうち3分野で「スポーツ」に関する記述があり、さらに「新しい時代を切り拓く11のプロジェクト」の一つには“文化・スポーツレガシープロジェクト”があるのです。

スポーツの人も、行って聞いて質問して意見を述べなくては!
11月16(久慈)・17(釜石)・18・20(盛岡)・21(奥州)の5会場です。
詳細・申し込みは↓
https://www.pref.iwate.jp/kensei/seisaku/suishin/1018014/1060060.html

国体の「作況指数」/前年比と平年比に気をつけよう

この前、お米の作況指数についてのニュース流れていました。

東北農政局は、先月(注:9月)25日時点で調査したコメの作柄の見通しを公表しそれによりますと岩手県内の作況指数は「99」の「平年並み」になる見込みです。
県内では去年まで「やや良」が続いていましたが「平年並み」になるのは平成29年以来です。(NHK盛岡のニュース→ LINK

今年の国民体育大会(第77回国民体育大会=いちご一会とちぎ国体)は
男女総合成績で 30位(競技得点 447.5点)でした。
3年前、感染症で延期・中止となって行われなかった2大会の前に行われた、
第74回国体(茨城)では 31位(競技得点 450.0点)だったのです。

この成績は昨年なみの成績だ…と私は捉えていて、
今年の得点を74回の得点で割ってみると「99.7」。
間違いなく「昨年並み」と思っていました。

ところが
作況指数は「昨年並み」ではなく「平年並み」とあるのです。
(違うのか?)と平年並みを調べてみると、平年作と比較した指数のことで
平年作は、過去5年のうち最高と最低をのぞく3か年の平均だということがわかりました。

そこで、
早速、総合成績が成立した直近の5大会の得点
 70回 699.0(2015年、和歌山)
 71回 1525.0(2016,岩手)
 72回 726.0(2017、愛媛)
 73回 539.5(2018、福井)
 74回 450.0(2019、茨城)
から「平年作」を算出すると
654.8になりました。

今年の国体の「作況指数」は、447.5/654.8=68.3
作況指数「良(106以上)、やや良(105~102)、平年並み (101~99)、やや不良 (98~95)、不良 (94以下)」の尺度で評価できる範囲を大きく下回っているのです。

これはまずい。

私のように、前年比での判断を続けていると、だんだん下がっていることを忘れてしまいます。
気をつけねば…。
それにしても、
お米作りのレベルは高い…ということを改めて実感しています。

***

せっかくデータがあるので、国体の各競技の「競技得点平年作」を調べ、
「競技得点作況指数」の度数分布をつくりました。

うひ~っ、となったので、今日はここまで。
また来週。